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乳香と没薬

昨日、植物がどのように人間の暮らしに根付いてきたのか、改めて学ぶ機会をもちました。

Scents of Earth~aromatic life~主催のワークショップ Sacred Scent ~乳香と没薬の懐~ に参加をしてきました。

 

 

乳香と没薬に限定した内容でした。

砕いた乳香と没薬を水蒸気蒸留法で蒸留水をとっている間に植物としての説明を受けました。

乳香樹、没薬樹は幹や枝に傷がついたり、ひび割れると、その部分から樹液=樹脂がにじみでてほどなく固まるそうです。

その修復能力の高さは素晴らしいですよね。

修復するだけではなく、その香りも素晴らしいのです。

 

 

だからこそ、産地だけではない場所でも樹脂を求める人たちがたくさんいたのだと思います。

現代に生きる自分も樹脂の香りに魅せられています。

古代、ギリシャローマ時代、そして中世から近代現代まで単に香りのファンというだけではなく、漢方の生薬としても生活に根付いてきました。

 

 

今回は、蒸留だけではなく様々なクラフト作りも体験しました。

香油を作ったり、インセンスをつくりました。

クリームや化粧水、帰宅して眠る前に使えるアイテムも含まれています。

 

 

また、砕いた樹脂を使った薫香のやり方も教えていただけました。

植物を深く知ること。使い方を学んでいると、古代の人たちの心と通じるものを感じました。

長い間、芳香の中に身を置いていたので、心が満たされました。

 

 

今回、学んだことを12月24日にお茶会形式でシェアをしたいなあと思います。

樹脂そのものの香りも知ってほしいと思います。